けものあそび ★★★★☆
【タイトル】春待ちつぼみの恋わずらい
【作者】もちの米
【レーベル】一迅社
【価格】583円 (Kindle版)
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【総合評価】★★★★☆
【ストーリー設定】★★★☆☆
【ストーリー展開速度】★★★★★
【絵の美しさ】★★★★★
【H頻度】★★★★☆
【H過激度】★★★★★
【絵の美しさ】
人物が非常にきれいですね。
無表情なキャラと表情豊かなキャラの書き分けが非常にうまい、画力を感じます。
(上からですみません。)
ジャケも配色はシンプルなんだけど、すごく惹かれる
この二人はどんな関係性なんだ?
と興味をもってしまう絵です。
【H要素】
Hシーンは2つくらいでした。
あまり描写も多くはなかったんですが、個人的には2シーン目が妙にリアルだな…
ってドキドキしたかな。
【まとめ(ネタバレかな?)】
殴られたいピアニスト飛鳥井翼(ストレート)と暴力か知らないヤンキー白尾将樹(ストレート)のそれぞれの弱さから繋がってつながっていくパターン。
「暴力やんヤンキー攻め × こじらせお坊ちゃん受け」
白尾将輝は生い立ちが複雑で、アウトローな生活を送っていた。
飛鳥井翼はお坊ちゃんだが父親のプレッシャーに押しつぶされそうになっていた。
ある日、危険な界隈で薬中の男をボコボコに殴ったりしていた時に
翼が突然止めに入る。
実は、翼は偶然居合わせたのではなく、
将輝をこっそり追いかけていたストーカーだった。
後日、また待ち伏せしてた翼に将輝はイラつきつつ、
家に連れ込んでいきなり犯す!
犯されながら殴られて興奮する翼の性癖がバレ、
「けもの」だと罵られながら、無茶苦茶に犯されてしまう。
そこでへこたれないのが翼!
将輝へのつきまといを続け、家に押しこむという強硬手段まで。
そこまで図太いのに何で父親には逆らえないんだろう…。
帰れって言っても帰らないし、
諦めてほったらかしていたら、
そのうちほだされて翼に心を許すようになり、
暴力以外何もない男だった将輝に人間らしい感情が!
翼に悲しい嘘をつかれて傷つきながらも、
最終的には翼の苦しい状況を救うべく動き出す将輝。
なんだかんだ好きになってたんじゃーん。ニヤニヤ。
という満足な終わりです。
ただ、「けもの」っていうキーワードがあまり活きてないところが残念。
最初、翼のことを「けもの」って言ってたけど、
どういう布石だったの?
けものっぽい将輝が人間で、人間っぽい翼がけものと言いたい?
自分は何者なのか・・・ってけっきょく何者だったの?
キーワードを使った割には
落としどころはイマイチでした。
とは言いながら、全体的にはおもしろかった!
以上、「けものあそび」でした。
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