青の蕾 ★★★☆☆
【タイトル】青の蕾
【作者】ツノナツメ
【レーベル】大洋図書
【価格】648円 (Kindle版)
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【総合評価】★★★☆☆
【ストーリー設定】★★★☆☆
【ストーリー展開速度】★★★☆☆
【絵の美しさ】★★★★☆
【H頻度】★★☆☆☆
【H過激度】★★☆☆☆
【絵の美しさ】
クールな人物画がステキです!
BLマンガはツノナツメさんのような、
切れ長の目のイケメン画を書く方が多いですね。
人物によって描き方が変わらないのが少し単調かなとも思います。
ジャケと中身の絵のギャップ差はないです!
ジャケのままイケメンです!
【H要素】
Hシーンは全冊で2シーンです。
正直、全然激しくありません。
リアルーな感じもあんまりありません。
だからと言って、すごく雑なわけでもないのだけど、
サクサクサクー!って進んじゃうから、
共感する前に
「あれ?もう終わり?」
と、なる感じがしました。
多分、表情とシーンの盛り上がりが足りないのですね。
【まとめ(ネタバレかな?)】
鴫村昌己(ゲイ?)と逢坂理恩(ストレート)は高校からの付き合い。
「チャラ攻め × 硬派受け」
高校の時に、近寄りがたかった昌己と仲良くなれてちょっと優越感を感じてた理恩。
まさか、そのころから理恩のこと好きだったとはね!
なぜ、キスからポッキーゲームに飛躍するかは理解できんかったけど、
ある日、昌己とポッキーゲームして、昌己の気持ちに薄々気づいてしまう。
そこからずっと付かず離れず、離さずの関係を続け、
社会人になってからはルームシェアを理恩から持ち掛けられて同居。
昌己にとってはずっと拷問じゃないか!
だからと言って、昌己は理恩を求めることはなく、よい友人でいた。
ただ、転勤を機にルームシェア解消。
理恩への気持も断ち切ろうと合コンに行っちゃうと。
ほんでそれを知った理恩がカッチーン!ときて、
もめた結果、昌己はポロっと告ってしまう。
なんやねーん!っていう感じでやってしまう。
やっちゃったからと言って付き合うことにはならず、
昌己は引っ越して家を出て行ったが、
理恩は覚悟を決め、引っ越し先まで追いかけて、告白してゴールイン!
昌己の気持知ってたけど、好意に甘えるだけ甘えて、気持ちは見ないふりしてた
って最低じゃねーか。
シーンの激しさあまりなくサラっと進んでいくお話ですが、
心の葛藤が比較的多くて、
心理的描写がけっこう共感というか、そこを楽しめる作品なのではないかなと思います。
以上、ツノナツメさんの「青の蕾」でした!